本に書き込む、TODOリストを作る、ノートをとる—『アウトプット大全』で得た気づき

読書

樺沢紫苑さんの『学びを結果に変えるアウトプット大全』を読みました。累計61万部を突破しているベストセラー本です。ビジネス書として非常に高い売上で、多くの読者に支持されている一冊です。本書では、アウトプットの重要性について解説していて、「インプット3割・アウトプット7割」の考え方を提唱しています。情報過多の時代において、得た知識をどのように活かせばよいのか?その答えが、本書には詰まっています。

本を読むきっかけ

この本を手に取った理由は、「アウトプットをもっと効果的にしたい」という思いからでした。私は普段、自分自身の日常の出来事をブログで発信していますが、より良い情報の伝え方を模索していました。そんなときに出会ったのが本書でした。

印象的だったポイント

1. 本に書き込みをする

私はこれまで、本に書き込みをする習慣がありませんでした。本は綺麗なままであり、読んだ内容は頭の中に留めるだけ。しかし、この方法を試してみたことで、大きな変化を感じました。

気になった部分に線を引き、余白に自分の思考や気づきを書き込むことで、読んだ時の感覚を後から振り返ることができるようになりました。書き込むことで、受け身の読書から能動的な読書へとシフトし、本と対話する感覚が生まれました。ただ読むだけで終わるのではなく、考えながら攻めの読書をする。これは、ただの習慣の変化ではなく、読書の質そのものが向上する体験でした。

2. TODOリストを作る

本書では、読書を単なるインプットで終わらせず、すぐに行動に移すことが重要だと説いています。そのための手段として「TODOリストを作る」方法が紹介されていました。

私はこれまで、頭の中で1日のスケジュールを思い描くことが習慣でした。しかし、毎日両親の介護や家事を中心に生活し、その合間にブログ執筆を行う中で、スケジュール管理が難しくなる場面も多くありました。例えば、急に親が体調を崩して、病院に連れて行かなければならないなど、突発的に起きた問題への対応をしなければならなくなり、予め決めていたスケジュールを遂行できなくなるということが度々ありました。その後、スケジュールをこなせれば良いのですが、遅れてしまったり、最悪、そのまま実行できずに終わるということもありました。

しかし、、TODOリストを作ることで、「今やるべきこと」と「自分がやりたいこと」のバランスをより整理できるようになりました。書き出して可視化することで、日々の時間の使い方にメリハリが生まれ、計画的に進められるようになったのです。また、TODOリストが備忘録となり、未実行のリスクを回避できるようになりました。

この変化は、単なるスケジュール管理の改善ではなく、日々の充実度を高める効果もありました。TODOリストをつくることで、「やりたいこと」を無理なく組み込めるようになり、読書やブログ執筆の時間がより確保しやすくなったことは、まさに感動的な発見でした。

3. ノートをとる

本書では「ノートをとる」ことの重要性が述べられています。単に読むだけでは記憶に残りにくいですが、書くことで脳が情報を定着させやすくなるのだそうです。

私はこの方法をすでに習慣にしていました。例えば、外食をした時に気づいたことをノートにまとめておき、それをもとに記事を構成することが多くあります。そうすることで、自身の体験を鮮明に思い出し、より臨場感のある文章を作れるからです。

今回、本書を読んで改めて「ノートをとることは正しい選択だった」と実感しました。これまでの習慣が理にかなっていたことを再確認できたのは、大きな喜びでした。自分のやり方に自信を持ちつつ、これからもノートを活用していこうという思いが強まりました。

インプットを最大限に生かすアウトプットの指南書として利用する

これまで読書得た知識を、自分の行動に活かすことができていませんでした。それは、効果的に活かす方法を知らなかったことが原因でした。しかし、『学びを結果に変えるアウトプット大全』を読んで、インプットを最大限活かすためのヒントたくさん知ることができました。特に、情報の整理術やアウトプットの重要性を改めて実感できました。今後は、この本を自分の行動の指南書として、インプットを最大限に活かすアウトプットをしていきたいと思います。