以前、株式会社日本エスコンから株式関係書類が届きました。その整理をしています。
北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」。初めてその名前を聞いたとき、「エスコンって何の会社だろう?」と気になったのが、私と株式会社日本エスコン(現:株式会社エスコン)との出会いでした。
調べてみると、ただのネーミングライツではなく、球場周辺の街づくりそのものを手がけている企業だと知り、驚きと興味が一気に深まりました。
🏙 株式会社エスコンとは?
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | 株式会社エスコン(旧:株式会社日本エスコン) |
設立 | 1995年4月 |
上場 | 東証プライム市場(証券コード:8892) |
本社所在地 | 東京:港区虎ノ門/大阪:中央区伏見町 |
親会社 | 中部電力(持株比率 約51%) |
事業内容 | 不動産開発・販売・賃貸・コンサルティングなど |
主なブランド | 分譲マンション「レ・ジェイド」「ネバーランド」、商業施設「tonarie」など |
特徴 | 「ライフ・デベロッパー」として、地域に根ざした街づくりを推進 |
スタジアム命名権 | 北海道日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」 |
🌟 理念とビジョン
エスコンは、「Ideal to Real(理想を具現化し、新しい未来を創造する)」というパーパスを掲げています。単なる建物ではなく、人々の心や社会の希望を育む空間づくりを目指しています。

🏢 株式会社エスコンの主な事業活動
分野 | 内容 |
---|---|
🏠 分譲マンション開発 | 「レ・ジェイド」などのブランドで、地域特性を活かした高品質な住まいを提供。企画・建築・販売まで一貫体制。 |
🛍 商業施設開発・運営 | 地域密着型ショッピングセンター「tonarie」などを展開。まちづくりと地域活性化に貢献。 |
🚚 物流施設開発 | 企業ニーズに応える機能的な物流拠点を開発。都市近郊型や広域型など多様なタイプに対応。 |
🏨 ホテル開発 | 都市型ホテルや観光地向け施設を企画・運営。宿泊需要に応える空間づくり。 |
🌍 海外事業 | アジア圏を中心に不動産開発を展開。グローバルな視点で事業拡大。 |
🏘 賃貸マンション開発 | 「TOPAZ」ブランドで学生・単身者向け物件を展開。都市部での需要に対応。 |
💼 不動産投資運用 | REIT(不動産投資信託)やファンドの組成・運用を通じて安定収益を確保。 |
⚽ スポーツ・エンタメ事業 | 「エスコンフィールドHOKKAIDO」など、地域のにぎわい創出に貢献。 |
🌟 特徴と強み
- 三位一体の開発体制:用地取得から建築・販売・アフターサービスまでを自社で完結
- 地域密着型のまちづくり:単なる建物ではなく、暮らしや交流の場を創出
- 中部電力グループの安定性:資金力とネットワークを活かした事業展開
- 多角的な収益モデル:販売・賃貸・運用のバランスで景気変動に強い
このように、エスコンは「住まい」「商業」「地域」「未来」をつなぐ総合デベロッパーとして、暮らしの質と街の魅力を高める事業を展開しています。
📈 株式会社エスコン(8892)株価指標(2025年8月15日時点)
項目 | 内容 |
---|---|
銘柄名 | 株式会社エスコン |
証券コード | 8892 |
株価 | 993円 |
PER(株価収益率) | 8.26倍 |
PBR(株価純資産倍率) | 1.27倍 |
🔍 補足解説
- PER 8.26倍:利益に対して株価が割安とされる水準。10倍以下は投資家にとって魅力的な指標とされることが多いです。
- PBR 1.27倍:純資産に対して株価がやや割高ですが、1倍を超えていることは企業の成長期待やブランド価値が織り込まれている可能性を示します。
📊 株式会社エスコン(8892)配当情報(2025年8月15日時点)
項目 | 内容 |
---|---|
銘柄名 | 株式会社エスコン |
証券コード | 8892 |
一株当たりの配当金(年間) | 48円 |
配当利回り | 4.83% |
株価 | 993円 |
この利回りは、東証プライム市場の中でも比較的高水準で、安定した配当政策が魅力です。100株保有で年間4,800円の配当が見込まれます。
💎 株主還元に対する姿勢(2025年8月15日時点)
項目 | 内容 |
---|---|
基本方針 | 業績・内部留保・配当性向を総合的に勘案し、安定的かつ成長力に応じた利益還元を目指す |
配当方針 | 累進的配当政策を導入:「減配なし、維持または増配のみ」 |
配当金推移 | 10年以上減配なし。2025年3月期も48円を維持予定 |
配当性向 | 実績ベースで45.5%、健全な水準 |
配当利回り | 予想ベースで4.61%、高配当水準 |
自社株買い | 過去10年間で4期実施。総還元性向は平均33.1% |
株主優待 | 1,000株以上保有で1,000円分のクオカードを贈呈。優待廃止の可能性は低いと見られる |
🌱 特徴的なポイント
- 減配リスクが低い:累進配当政策により、業績悪化時でも配当維持の可能性が高い
- 優待は控えめながら継続的:金額は小さいが、企業とのつながりを感じられる内容
- 総還元利回りが高水準:配当+自社株買いで、株主への実質的な還元力が強い
還元のかたちに企業の哲学が宿る
配当・優待・自社株買いは、単なる数字ではなく、企業が株主とどう向き合っているかを映す鏡です。 エスコンの還元策には、誠実さ・安定感・そしてささやかな温もりが感じられます。 投資を通じて、こうした企業とつながっていくことこそが、私たちのポートフォリオに「意味」を与えてくれるのかもしれません。株式投資を通じて、長期的にお付き合いしたい会社だと思います。

株式会社エスコン
エスコンは、関西、首都圏を中心に全国で不動産の総合開発事業を展開。地域に根ざす新たな価値を、人々の暮らしを開発する「ライフ・デベロッパー」であるために、次世代を見据えた様々な開発事業を積極的に展開し、事業フィールドのさらなる拡大を目指します...