先日、高麗神社へ参拝しました。天気にも恵まれ、清々しい気候の中での参拝は、とても心が落ち着く時間となりました。
高麗神社の由来
高麗神社は、高麗王若光(こまのこにきしじゃっこう)を主祭神とする神社です。若光は、かつて朝鮮半島北部にあった高句麗の王族の一人でした。668年、高句麗は唐・新羅連合軍によって滅亡し、多くの高句麗人が日本へ亡命しました。その中で、若光は渡来人を束ねる役割を担い、高麗郡の初代郡司として武蔵国に定住しました。
若光の没後、その功績を偲んで創建されたのが高麗神社です。神仏習合の時代には「大宮大明神」とも呼ばれ、修験道の本山派に属していましたが、明治時代の神仏分離によって現在の「高麗神社」となりました。
また、高麗神社には「出世明神」という異名があります。歴史上、多くの政治家が参拝し、その後に総理大臣となったことから、出世開運のご利益があるとされています。
埼玉県日高市に鎮座するこの神社は、1300年以上の歴史を持ち、今も多くの参拝者が訪れる場所となっています。

鳥居を抜けて、厳かな参道へ
神社の入口に立つ鳥居をくぐると、まるで別世界へ足を踏み入れたような感覚が広がります。緑豊かな参道は美しく整えられ、静謐な空気が漂っていました。歩を進めるたびに心が落ち着き、厳かな雰囲気に包まれながら本殿へと向かいました。


参拝の祈り
本殿にて、世の中の平穏と、両親と自分の健康を祈願しました。日々穏やかに過ごせていることに感謝しながら手を合わせることで、気持ちがすっきりとし、前向きな気持ちになれました。

季節を感じる御朱印
今回の参拝では御朱印もいただきました。5月の御朱印は「あやめ」、4月に訪れた際は「さくら」でした。季節ごとに異なるデザインになっているのは、高麗神社の魅力のひとつですね。自然の移ろいを感じながら御朱印を集めるのは、参拝の楽しみを深めてくれます。

参拝を終えて
厳かな空気の中での参拝を終え、改めて今の穏やかな日々への感謝を感じました。こうした時間を持つことで、自分の状態を確認し、大切なことを再認識できます。これからも健康で平穏な毎日が続くことを願いつつ、また季節を変えて訪れたいと思います。
