先日、豊田通商株式会社から株式関係書類が届きました。安定した収益基盤と株主への誠実な還元姿勢の両方を兼ね備えているのが、トヨタグループの総合商社である豊田通商株式会社です。
🏢 企業概要と経営の安定性
豊田通商は、トヨタグループの中核商社として、金属・モビリティ・エネルギー・化学品・アフリカ事業など多岐にわたる事業を展開。トヨタ自動車との強固な関係性が、景気変動に対する耐性と安定収益を支えています。
- 世界130カ国以上に展開
- グループ会社:約1,000社
- 従業員数:約70,000名
💰 株主還元の姿勢と配当政策
豊田通商は、累進配当方針を採用し、減配を避けつつ増配を目指す姿勢を明確にしています。
項目 | 内容 |
---|---|
年間配当金(2026年予想) | 110円/株 |
配当利回り(2025年7月) | 約3.41% |
配当性向(2025年実績) | 30.6% |
自己株式取得 | 機動的に実施(総還元性向40%以上) |
▶️ 安定的かつ継続的な株主還元は、長期保有の安心材料です。
🌍 事業活動と収益の柱
2025年3月期の連結収益は10兆3,095億円、当期利益は3,625億円と堅調。主な収益源は以下の通りです:
- メタル+(金属)事業:607億円
- モビリティ事業:559億円
- アフリカ事業:691億円(前年から90%増)
- グリーンインフラ事業:再生可能エネルギーやEV関連に注力
▶️ EV・再エネ・アフリカ市場など、成長分野への投資が進んでいます。
📈 株価指標(2025年7月14日時点)
指標項目 | 数値 |
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株価 | 3,225円 |
PER(株価収益率) | 10.01倍 |
PBR(株価純資産倍率) | 1.30倍 |
配当利回り | 3.41% |
一株当たり配当金 | 110円(予想) |
▶️ 割安感はやや薄れつつも、配当利回りは依然として魅力的です。
📝 結論 ― 豊田通商は安定性と成長性を兼ね備えた投資先
トヨタグループの一員としての信頼性と安定性、そして株主重視の還元姿勢。これらの要素から、豊田通商は私にとって「長期保有に値する銘柄」です。配当収益を得ながら、EVや再エネなどの成長分野に乗る──その投資スタイルにぴったりの企業だと感じています。
今後も、四半期決算や事業戦略の変化を注視しながら、堅実な投資を続けていきたいと思います。

豊田通商株式会社
豊田通商は、世界各国の幅広い事業領域において、豊かで快適な社会づくりと地球環境に欠かすことのできない商品やサービスを提供しています。